坂本さん宅訪問記(3月13日更新)

2013年2月24日(日)
この日は、坂本さん応援隊のK・Hさん、Y・Yさんと樋川の男ばかり3名で伺ってきました。

この日の訪問目的は2つありました。
1つ目は、先日よりK・Hさんが坂本さんの原発損害賠償について調べてくれていて、弁護士の先生より貴重な情報を得る事ができ、その報告と手続きについての説明です。
2つ目は、皆様の厚いご好意によりたくさんの支援物資をいただいておりますので、在庫の餌の量や現時点での動物の数を確認して、今後の支援量の目安をつける情報収集です。

AM8:30に赤羽駅を定刻通りに出発。
天気も良く道中も順調に進み、広野ICにあと2kmくらいまで来たら粉雪が舞い始め、雨男の樋川の本領発揮となりました。
途中の木戸ダム周辺やそこより上は、道路の凍結が多く、ゆっくり走行にて無事予定通りの12:00着できました。


おぉ〜!お久しぶりです。
坂本さんも犬たちも元気いっぱいのお出向けえにお互い笑顔で挨拶。みんな元気で何よりです。
早速ベランダに案内され、まずは昼食にしましょう。
すると、我々の来るのを待ち計ったようにピザが焼け来るではありませんか。
凛と透き通った冷たい空気の中で食べる焼きたての熱いピザは最高でした。

腹が溜まったところで、最近の様子を聞かせて貰いました。

まず、きつね達にガチョウ・合鴨等が襲われそれぞれ3羽ずつしかいなくなってしまったそうです。
ガチョウ・合鴨は、孵化させてヒヨコを売り貴重な現金収入になっていたので、今後の繁殖が成功するとよいのですが。

また、2月は雪が積もる事はほとんど無いそうですが、今年は2月から積もってしまい、除雪が来るまで4日~5日間、山の中に閉じ込められる事になり、少々精神的にも辛い思いをしたそうです。
そういう意味では今回の訪問は良いタイミングだったなと思いますし、坂本さんもたくさん話をできたのでいくらか気が落ち着いた様にも思えました。

話も一段落ついたところで、K・Hさんに賠償請求の話を進めて貰っている間に、Y・Yさんと共に家の周りの散策をしながら動物の数と各動物のえさのストック状況の確認。秋に伺った時には、かなりの量がストックされていましたが、今は、ほとんど無くなっていました。閉じ込められたりしたので使ったのでしょう。
我々は、皆さんに支援をお願いしていますが、坂本さんにも徐々に自立意識を持っていただく為に、支援量を減らしています。
その事が影響しているかも知れません。

動物の数と餌のストックが確認出来たので戻ると、
賠償請求の話も進み本人でなければ聞けない内容に対しても、連絡を取り丁寧に確認していました。
質問内容が確認でき次第記入して投函すると言っていただけたので、今回の目的は無事に果たす事が出来ました。

今後は、今までよりマメに連絡を取り合い動物たちに影響の無いように注意して、支援量をはかっていきたいと思います。


まだゴミの回収も無く、インフラ整備も出来ていません。
村として町として機能していません。
そんな中、山の中でたった一人で動物たちと暮らして(戦って)います。
今は、かなりの寒さに耐え、春が来るのを待っています。我々の訪問も待っています。
もう少しで春がきます、訪問もしやすくなりますのでさらに詳しく近況をお伝えさせていただきます。

ご支援・応援して下さる皆様、今後も継続して支えていただきたくお願い申しあげます。 

(応援隊:樋川)


いやしの森応援隊解散のお知らせ(2015年3月追記)

2015年3月20日をもって、いやしの森応援隊は活動を終了します。
 → 「応援隊」活動終了、ならびに今後のご支援についてのご案内
坂本さんの近況はTwitterでご覧いただけます。
 → @keigo19550918