3.11エピソード3(12月7日更新)

失われた憐れで一途な命

原発事故の厳戒令の法の下で車による暴力により虫けらのように死んでいった20km圏内のたくさんの憐れな命に捧ぐ〜

《楢葉からの便り》野の花3.11以降の厳戒体制の中、検問や、戦車すら通ることが出来ない、バリケードの内での本当の話です。

東電事故の関係車両は、国道6号のJビレッジ前の警察による検問を抜けると、楢葉・富岡・大熊までの国道は、第一原発までの間が公道カーレース場と変貌する。

彼らが通った後のアスファルトの路上のセンターラインや道路脇では、まだ形が残っている子もいる。又、一方では、まるで紙きれのように風に彷徨う。まるで地獄絵図。

イタチ・タヌキ・キツネ・ハクビシン等の野生動物、そして、3.11以降、1日1日を命からがら生き伸びていたワンコ・ニャコ・ウサギ・ニワトリ等々。この平和な町でこれまで、ご主人と幸せに暮らしていた命が…

車のタイヤに、イヤと言う程踏まれて、道端をヒラヒラと舞う!!

今は世の中をひっくり返す緊急事態
そうです。原発のアクシデントによる大事故中…
世の中の人はそう言うかもしれない!!

しかし、やさしい主人から、はぐれ、1日1日を懸命に生きぬいた小さな命への止めの一撃が、人の運転する車とは…

いつも、弱いものが犠牲になって、一言をも発せずに、"やみ"に葬られることを私達は忘れてはいけない!!

(3.11当時の20km圏内は無法地帯。あすを信じて必死に生き残った命まで奪ってしまったことを私はけっして忘れない…)

<元(財)神戸YMCA>神戸いのち の電話
設立事務局 坂本恵悟




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いやしの森応援隊解散のお知らせ(2015年3月追記)

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